#547 さりげなく、足回りもブラッシュアップしていた、スイフト後期モデル。

あのですね、乗り味が変わってました。良くなってました。特別にアナウンスされていないんですが変えていました。シャシーの動きに質感が加わっておりまして、接地感がとても豊かになり、結果として乗り心地がとてもお上品になっていました。どう考えても変わっているだろうと訊いてみたらば、減衰力をちょいといじったとのことで、狙いは先に書いた乗り味を表現することにあったとのこと。タイヤの細かなコトコト、パタパタといった動きが消え去っておりまして、これがとてもいい。ただ、こうなってくると、あと少しが気になり、完璧を求めてしまうもの。リバウンド時の収まりがもっと美しければ文句なく、さらにオンセンター部にまっすぐ走る操舵感を与えたならば完璧、といったところでしたが、そこまで完成させたらば、とんでもないクルマになってしまいますので、まぁ、ここまでで十分、十二分。
ということで、とてもいいクルマに仕上がってます。外観も大きく変わったようで変わっていないように見えて、でも変わっているといういいラインですし、何より、スイフトらしさをぶらすことなく、新しさを加えていることが好印象でした。
ちなみに、RSのシャシーは、全く手を加えずだそうです(試乗車なく)。そうそう、スイフトにおけるRSの販売比率はなんと29%もあったとか(前期モデルね)。そこまで売れているとは思わず、少々驚きましたが。いや、いいことです、いいこと。