#497 工業製品の評価とは、優劣だけを指すのではない、って話。

 というわけで、下の#496にて、最初に#493で書いたASGの行のみをピックアップして、ちょっとばかり手を入れてみました。
 #493を書いた当初、その内容に対して、激しいなんだかなぁ感を抱いていました。なんとなくフツー、で、はっきり言っておもしろくない、と。いや、クルマが、ではなく、自分の書き方が。自分らしくない。で、気づきました。自動車雑誌的だな、って。いや、自動車雑誌的な文章を否定してるわけではなくって、ここらしくないな、と。そして、読み返すこと数秒、その要因がASGの行(くだり)にあることが分かりました。マイナスだけを書きつらね、そして放置してあったところですな。
 で、手を加えたら、上手いまとめになったね、と自画自賛。やはり、しっくりこない、文章は、何かが無理をしているんですな。と、反省を含めて。
 それはさておき、モノゴトは捉え方次第と、そんな書き方をしましたが、個人的にはup!を評価しています。しかし、それはBMW3シリーズに対する評価とは、軸が違います。ただ、両車に共通しているのは、コンセプトが明確であり、それを製品に表現していること、そして、それらすべてが乗る人を豊かにしてくれることに帰結していること。2013年次RJCカー オブ ザ イヤーで両車が、同点1位と評価されたもの、そんな見方からではないか、と感じています。
 もし、工業製品の製作過程において、心につかえがあるような、迷いがあるならば、評価軸を換えてみることをオススメします。

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