#488 やんちゃにどこまで価値を求めるかで評価が変わる、PoloGTI。

 ポロGTIにて、700kmほど走ってきました。また、赤です。ここのところ借りている広報車は、立て続けに、赤3台。ちなみに、次に乗るのもまた赤。ですから、4台連続で赤。いや、意図したわけではないんですが、赤続きとなっています。赤話はさておき、ポロGTI。試乗会で箱根で乗った時には、完成度、好き嫌い、バリューフォーマネー含めて、ゴルフGTIに分があると強く感じました。いや、単体として眺めると、悪くはないですし、いい仕上がりなのですが、好みも含めて、ゴルフGTIの良さが引き立った感を受けていました。
 で、今回、ロングドライブと相成ったわけですが、まぁ、試乗会で感じた非日常テイストは大きく変わっていませんでしたが、その中でもスパルタンに届かせないようにと絶妙に仕立てていることがはっきりと見えまして、そうなると、何もかもが好印象だらけといった感じとなりました。乗り心地については、リバウンドで逃げている感があり、サスペンションの固さを感じながらも不快感を覚えないという絶妙を探っています。215/40R17というタイヤサイズを考えれば、まぁ、乗り心地の分をよくもまぁ確保したなぁと感心してしまうレベルですな。
 ただし、タイヤサイズとデザインが強烈なワンダリングを導きますので、スピードが乗った時などにデコボコが続く路面では、えっと思うほどにとっちらかります。ただし、これもまぁ、あれこれ考えると納得がいくところ、か。1.4L・ダブルチャージャーエンジンは、ハイスペック版であることも手伝って、とんでもないスピード域へと一気に引き上げてくれますから、下手にはアクセルベタ踏みできません。つまりですね、トータル的には、荒さが残った、いや、荒さを残した、まさにボーイズレーサー的。路面トレースも、サーキットのようなフラットな路面ではそのフィーリングに美しさを感じますが、つぎはぎな路面では途中で諦めてしまうなど、あれこれと荒さがあります。しかし、それはまとめ切れていないのではなく、あえて演出されたものであり、マイナスなイメージを受けることはありませんでした。
 そんなモデルではありますが、あえて燃費も計測してみたところ、100km/h巡航で21.4km/L(画像左)。都内では、渋滞にはまりつつでも、丁寧に運転すれば10km/Lを超えますが、流れに乗っている限りでは、10km/Lを下回ります。それでも、このスペックとタイヤデザインやらを考慮すると、十分だと思いますが。
 ただ、欲しいか、となると、個人的には、テイストが違うと言われても、ゴルフGTIを選びますし、キャラクターが異なってはいますが、アウディA1という選択肢も思い浮かべてしまいます。この内容を考えると、十分にリーズナブル感はあるんですけどね。難しい。

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