#487 素でいられるから楽であり、だからこそ愉しさがあふれてくる、八ヶ岳。

 八ヶ岳は、春へとふっと足を踏み込んだと思った途端、冬へと少し後戻りしていました。桜がようやく咲いたかと思えば、朝方は氷点下まで下がり。ただし、東京にいるときのような冷たさを感じることはなく、むしろすがすがしいと感じるから不思議です。なんでしょうね、この感覚は。単純に空気がきれいとか、そういうレベルを超えた何かが関係しているかのように感じますが。もちろん、野菜やらは、まだまだ先の話です。
 さて、カフェ花豆の今シーズンは、ゴールデンウィークに合わせてオープンし、待ち焦がれたお客さんで賑わっていました。メニューは大きくは変わっていませんが、ひとつ、信州サーモン(生)を使った料理が加わっています。それは、大きなプレートにサーモンがピローンと載せられ、サイドサラダが付いているイメージを思い浮かべるかもしれませんが、これが違う。えっと、美しく彩られています。と表現すると、なるほどね、まぜこぜか、と思うでしょうが、それも違う。ほほぅ、と発してしまうほどに、オドロキがありますから、まぁ、来なされ、って感じでしょうかね。写真については、あえてイジワルをして、見せないでおきましょうかね。
 毎回、毎年、同じことを書いていますが、カフェ花豆を中心としたあれこれは相変わらず。そこに集う人たちもあいかわらず。なんでしょうね、この居心地のよさは。いちばん近い表現は、あ、うん、の呼吸、って感じでしょうか。とにかく、愉しい。ストレスがないとか、そんなレベルではない、ストレートな愉しさにあふれています。素にしてくれる、素でいられる、そんな楽さも、愉しさに繋がっています。
 ですから、来られない理由をなんだかんだ並べ立てていないで、言い訳ばかりしていないで、来てみなさい、そう言いたい気分でいっぱいですな。(八ヶ岳にて)

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