#483 操作性をシンプルにしながらも、機能性を意識させるギミック。

 最後にしますって言ったのに、まだまだBMWの320dの話を続けます。ってか、書き忘れていることが、あれこれありまして。これも、ディーゼルとは関係ない話で、衝突被害軽減ブレーキ機能の話。よそ見をしていた時など、あったらとても助かる機能なのですが、危険の警告が早めだったり、誤りだったした際には、お節介な介入(警告)と感じてしまうもの。つまり、ドライバーによって良くも悪くも評価されてしまう機能であり、自らに合わないというだけで、使えないというレッテルを貼られてしまうこともあります。
 その制御はともかくとして、この介入(警告)判断については、誰が正しくて、誰が間違いなのかは分かりませんが、ある程度の幅を持たせたほうがいいことは確かかと。というわけで、画像となるわけですが、BMWでは、この衝突警告に対して、早め、遅め、警告なしという、3パターンを設定できるようになっています。細かな調整を可能としてはおらず、おおざっぱという選択肢も好印象です。選択肢が多いと、迷いと勘違いを生む恐れがありますから。
 いずれにしても、こうして自らが選択することで、これら機能が、すべてお任せではなく、完璧ではない、という意識も感じ取れるはず。操作性は簡潔であるべきですが、こうした安全にダイレクトに関係する機能性は、どこかで意識させる必要性があると思います。こういうところの考え方は、やはり国産車には欠けているように感じます。性能そのものは優れているのに。
 といいつつ、BMWのiDriveやらメニュー構造については、わかりにくさがまだまだ多いなとも感じますが。

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