#422 言い訳のない性能ゆえに、どの仕様であっても買いと言える、新型アテンザ。

で、ひとつ目、不足していた19インチの快適性と17インチの質感。CX-5ではどっちを選んだら幸せになれるかを言い切れませんでしたが、アテンザでは言い切れます。えっと、どちらでも大丈夫だと。19インチはトレース性と正確さをキープしたままに、路面からの衝撃を上手く消し去り、フラット感を作り上げてます。つまり、しなやか、かつ快適。17インチは、タイヤとサスペンションの一体感がバランスされ、タイヤのハイト分をシャシーの動きとして一体化させています。つまり、しなやか、かつ快適。そう、いずれも狙いが同じで、フィーリングに差はあれど、それを実現しているところが拍手喝采。だから、どちらを選んでも、幸せになれるのですな。で、ふたつ目、ディーゼルエンジンのトルクフィール。CX-5では、10数年前ののディーゼルターボほどではないとはいえ、トルク変動が強いシーンがあり、アクセルコントロールに気を遣う部分がありました。それは#421で書きました、デリカD:5のようなフィーリングとは異なるもの。つまり、言い換えれば、こんなにトルクを出す必要はないのにと。課題はまだあるかなと感じたものの、ブラッシュアップを目指してすでに動き出しているようですし、そもそも扱いやすさという面では修正されており、これまた好印象。
長くなったけど、これも書かないと。そのMTですが、追従型クルーズコントロールが組み合わされていました。そう、MTなのに追従。まぁ、海外ではクルーズコントロールとMTの組み合わせがありますから、特に懸念しなかったようで。もちろん、試しましたが、これが使えるというか、MTでこそ、必要と感じるような気がしました。え、低速時はどうなるか? 適切なギアセレクトをしなければエンストします。何もかもがんじがらめにさせないのではなく、ある程度、ドライバーに任せること、そんなスタンスもまた好印象でした。
長くなりすぎたので、アテンザについてのあれこれは、また後日。