#420 己の実力を知っておくことで、安心にも安全にも楽しさにも繋がる、ってな話。

  連休最終日は、東京でも雪が積もりましたから、……、積もりましたから、喜び勇んで出掛けました。もちろん、クルマで。昼の部と夜の部と2回に分けて。その目的は、景色を見るためというよりも、スノードライブが主たるもの。知人たちから、困ったもんだというニュアンスの“雪が降ってるね”ってなメールがいくつか飛び込んで来ましたが、ワクワクしている身にとってはなんとも返しようがなく、クルマで出掛けてますと返信するも、それに対しては、気をつけてねと、示し合わせたかのような返しばかり。楽しんできてねという返りはひとつもありませんでした、って当たり前か。まぁ、中には犬のようだね、ともあり、って、まさにそのとおりなんで、これもなんとも返しようがなく。
 東京で、雪が降ると毎回のことではありますが、主要道路にクルマが集中して渋滞が発生します。逆に言えば、主要道路を一本外れると全くクルマはいなかったりするので、いつもそんな渋滞を避けて走るんですが、それでも橋を越える時にはそうはいかず。橋には裏道がありませんから。ところが、橋はたいがいその前後に傾斜がありますから、そこでさらなる強烈な渋滞が待ち構えています。登れないクルマが道路を塞いで、全くに動けないような渋滞。で、いつも感じるのですが、やはり橋を含めた傾斜のあるところでは、規制をかける必要があるのではないかと。ただ、規制を掛けるとそれが要因で渋滞を起こすし、NGとされたクルマの行き所がなくなるとか、さらなる問題も起きてきます。こういう意見ってのは、あれですかね、スタッドレスタイヤを履いている者の我なんでしょうかね。
 と思ったらば、我が家の近所では橋の手前で警察官が規制を掛けてました(画像右)。といってもスタッドレスタイヤを履いてますか? という質問のみで、タイヤチェックはなく、しかも、履いてますと答えたらば、たぶん大丈夫でしょうという返答。まぁ、こういう状況に慣れていないのか、強制できないからなのかはよく分かりませんが、いずれにしても橋をスイスイと走れましたからいいことだ、と思っていたらば、橋の下りにさしかかった反対側車線(つまり逆車線では傾斜は上り)ではローダウンエスティマが登れずの状態。橋のたもとでは、警察官は立っているものの規制はしておらず。東京から下る方向だったから規制を強くしなかったのか、よく分かりませんが、スイスイ走れた自分と、スタックしているクルマを見た後では、橋での規制は有効であると感じた次第で。ほかには、少々勾配のきつい橋では、通行止めにしている橋もありましたっけ。
 そうそう、夜に出掛けた時、ABSのセンサーエラーが出て、ABSがキャンセルされました。オフロードなんかでも良く出て走っているうちに自然に戻るのが常なのですが、今回はなかなか戻らず。バッテリーリセットするのも面倒だったので、そのままに走りましたが、いかにABSのアシストに助けられていたかを実感したと同時に、このタイヤのスノーにおける強烈たるグリップ感を見せつけられました。ABSが作動しませんから、フルブレーキングでの制動はタイヤ任せとなりますが、グリップ力よりもグリップ感がすごい。分かりやすいのなんのって、コントロールしやすい。ポンピングブレーキともいうか、なんか懐かしい表現。ひたすらに感服しつつも、まぁ、設計が10年以上前のクルマに、同じく10年以上前のタイヤゆえの相性なのかなとも思いましたが。この発見が今回の都内スノードライブでの、いちばんの収穫でした。

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