#372 広く一般相手になったがゆえに、意地をはれないAppleのジレンマ。

 気が付けばAppleの新製品ラッシュになってます。で、コメントをやたらと求められます。いや、仕事じゃなくって、知人たちから。買いなのか、買うのか、と、あれやこれやと。というわけで、ここで感じたことを書いておきましょうかね。
 ずばり言いますと、個人的にはiPad miniは出さないほうがいいと思っていました。その理由はiPadのサイズ感はよく練られたものであり、iPad miniをラインナップに加えることで、そのよさが薄れてしまうから。個人的な見解になりますが、jobsがいた頃は、こうした頑固さ、イマドキの言葉でいうならばこだわりがあふれていたような気がします。ただ、それはマスを相手にしなくても良かった時代とは異なり、Apple製品がここまで一般化すると、そうも言っていられなかったのでしょう。そういう視点からすれば、今のTim世代にスイッチしたことは、ある意味、Appleが生き残るためには自然な流れだったのかもしれません。話がずれましたな。
 iMacの筐体変更は、ハードウェア改変(光学ドライブ排除)から予測されたことですが、個人的にはHDDを残したことで中途半端さ残ってしまったように感じます。そう、あの膨らみですな。かといって、コストやら信頼性の面から、HDDを捨てることはできなかったという理由も分かりますが、そこにやはり過去に見られたApple流勢いの陰り、つまり大衆への御機嫌伺いがあるように感じました(コスト面も含めて)。そういう意味ではMac miniは好意的に見られるかな。スペック的に予測どおりで、ラインナップも、デュアルコアをボトムのみにするなど、上手く作り上げたと思います。ただ、これもまた、現在の筐体は途中で光学ドライブを外したために、その筐体を生かせていないのが難(生かせているのはダブルHDDのサーバーモデル)ですが。まぁ、設備投資を考えると、まだしばらくあの筐体は続けなければならないのでしょう。個人的にはAppleTVサイズに収めていたら、拍手喝采だったのですけども。
 あとは、なんだっけか。あ、このタイミングでの明らかな買いは、iPadですな。A6(X)の投入は来年だと思っていたので、驚いたことのひとつでした。
 ちなみに、このApple話、自分に必要かどうかは、別の話。どういうスタンスで、どんなものを作り上げたのかという視点で語っており、自分に合う合わないを語ってはいませんので、あしからず。あ、日常のApple話においても。

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