#1874 予想していた印象と大きくかけ離れていた、2シリーズ グランクーペ。
先日、BMWの2シリーズ グランクーペに同乗してきました。ふと、FFベースでのすので、FRとの違いとか語りたくなるものの、それって別に語らずともいいんじゃないか、と思えるようになっていまして、ちょいと不思議を感じたりもしました。単純に、全幅が1800mmであること、そして、全長が4550mなんて数値を眺めていると、実はちょうどいいサイズ感ではないかと思えてきます、しかも、FFベースですし。それにしても、これ3気筒な1.5Lエンジンなのかぁと思いつつ、乗っているとまったくもってストレスを感じさせませんし、低速域のトルクが豊かになっていますから、もはやそれだけで何か不足を覚えるところは見当たりません。さらに、2.0Lガソリンエンジン以外では、電気モーターによるマイルド・ハイブリッド・システムを採用していますので、しっかりと負を受け取っていたりもします。いやはや、ひたすらに、いやはや。 これだと1.5Lガソリンユニットでも十分じゃないか? と思いつつ、タイヤサイズをチェックすると、225/45R18サイズを標準採用していますし、気が付けば、Mスポーツ仕様。そうなんですね、1.5LユニットでもMスポーツ仕様ですし、WLTCモードならば17.5km/Lを記録していたりします。こうなってくると、ほかのグレードを選ぶ理由がどんどんとなくなっていきますし、なによりもボディ剛性含めた不足も見当たりません。あれ、むしろ、このモデルを選ぶ理由があっていいんじゃないか、そんなことを覚えました。ちなみに写真は、今のところの最高峰モデルであるM235 xDrive。シートもそこそこに仕上げられていて、もはや、何も言葉にすることがなく……、と思いきや、価格は734万円+あれやこれや。そう考えると、E46系のM3が800万円からだったことをふと思い起こしました。そんな時代もありましたな……。