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#893 想像以上にハイレベル、期待以上にハイポテンシャルな、レヴォーグ。

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 さてと、レヴォーグの話。 #886 にてファーストインプレッションをお伝えしましたが、本日、プレス試乗会へと、再び出かけて、乗り倒してきましたので、もう少し深い話をしましょうかね。  商品としての完成度はハイレベル。ま、簡単に表現しますと、剛性感にあふれるボディとそれによってしなやかさを極めたシャシーは、欧州車的。いや、それ以外のあれこでもあっての話ですが、まぁ、そんな感じです。いやはやいやはや。  で、やはり1.6Lターボエンジンは 好印象で 、燃費とパワー感とのバランスを上手く作り込んでいました。比較すると、2.0Lのトルク感やパンチに惹かれますが、1.6Lターボはこれで十分を超えて、十二分でしょう、と思えるほど。リニアトロニックの制御もスバル車の中では相当に極められておりまして、リニア感、そしてレヴォーグのキャラクターを考えると、とてもとてもいい。どうしてレヴォーグにはMTがないのだね? と思っていた人は、まずこのリニアトロニックを乗り倒してみることをオススメします。愉しさはありますから、いいんじゃないと感じるようになり、頭ごなしに否定したくなくなるか、と。あ、個人的にはMTがあったらいいなと思うところもありますけども。  一方の、2.0Lターボエンジンについては、すでにレガシィにて大排気量的なフィーリングを仕立てていましたが、今回は、高回転域でのパンチ(伸び)を手に入れており、これが刺激を作り上げています。ただ、このパワーを生かす機会ってそうそうなくてですね、意外にSI-DRIVEは[I]ですべてを賄えてしまう、と。ということで、 エンジンとしては、個人的にはこの中間があるといいかなと思いました。もう少し刺激的な1.6Lターボ。と、考えると、1.6Lの[S]をもう少しヤンチャに仕立てるだけでいいのかな、と。  さて、足回り。GT-S(ビルシュタイン)か、GT(カヤバ)か、については、個人的な嗜好から、……、……、……、ビ、ビルシュタイン。あのですね、スポーティという意味合いはもちろんなのですが、GT-Sは、乗り味たる質感が高い、高い。特に路面のトレース性はすこぶる高くて……、ま、ここから先はクラブレガシィで書きましょうかね。  では、GTは選ぶべきではないモデルか、といえば、そんなことはなく。しなやかさというベースは共通していますし、乗り心地とい

#886 スバル車としての進化を含め、まさに期待どおりだったレヴォーグ。

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 さてと、レヴォーグの話。本日、公道試乗会が行われましたのでまずはファーストインプレッションを。感じたのは、 あれこれ細かいコメントはありつつも、 いいクルマに仕上がったなぁという印象と、スバルの中で最も進化したモデルである(言葉にすると当たり前ですが)という2つでした。  ひとつ目のいいクルマについては、まさに バランスがいいことがポイントでして、目標と、実際の乗り味が見合っているところが好印象。 たとえば、乗り心地は、スバルもようやくここまで届きましたか、よくやりました、合格ですといった感があります。18インチタイヤをはいたGT-Sは、整えられすぎた感もあって、シャシーの一連の動きの中にドタバタ感が見当たらず、路面によって異を感じさせることもなく、そういった観点からするとGT-Sを選んでも不満はありませぬ。そう、クラスとしてはその上にポジションがあるはずの現行型レガシィも、インプレッサに対して上質感も表現したはずのXVであっても、届いていなかった領域の話ですな。  ふたつ目のスバル車の中で云々については、最近のスバルは、新型車がデビューする度にステップアップが大きいと書いてきましたが、レヴォーグにおいてもそれが言えます。つまりですね、キャラクターとは直接的に関係ない、クルマとしての仕上がりの話。そう、これまではフォレスターがトップでした。そういう観点から あれやこれやと比較するとですね、このレヴォーグは、現行型レガシィを過去へと追いやった感があるほど。6年という年月差ゆえに仕方ないこととはいえ、5thレガシィ→レヴォーグと捉えると、 今回のステップアップ“も”随分と大きいものとなっていました。 といいますか、それほどに仕上がりがいい。  と、考えると、次期型レガシィは、どこまで進化しているんだろうかという期待もあります。現時点において、TWや、3.6Lエンジンなど、次期型から消え去るアイテムを持ったモデルについては、買いと言えますが、現行型と要素が重なるモデルならば、次期型を待つのも一手かもしれません。つまり、新型アウトバック2.5Lが欲しいならば次期型を待つのもいい、でも、アウトバック3.6Lが欲しいなら、現行型しかないと。  レヴォーグの細々については、再度試乗会に出かけますので、その後に……。あと、次号のクラブレガシィにて。そうそう、下の画像は、初

#828 スバル・レヴォーグを詳細に紹介しているクラブレガシィ最新号。

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 先週、編集部で、まだ完成していないレイアウトに大丈夫かいなを感じつつ、赤入れをしていた気がするんですが、いつしか印刷されて、書店に並んでいました。というわけで、クラブレガシィの最新号の話。レガシィのワンメイク本なのに、レヴォーグの総特集でした。  内容については、本をご覧いただくとして、その巻頭、いい流れになっていると思います。やっぱり、見せるところで惹きつけ、読ませるところは読み込ませる、そんな基本は大切だと。編集長は、すかすか感が出てしまうことを心配していたところもありましたが、結果、その英断によって、いい作品に仕上がっています。 詰め込みな構成になれてしまうと、ついつい不安になりますが、時に大胆さも必要なんだと思いますし、それこそ雑誌だからこそできること、だと思うのです。  個人的には、以前にも書きましたように、あれだけの文章量をもってしても書き切れなかったことが多くあるのですが、まぁ、あれ以上の文章量は、企画として、デザインとして、バランスを崩していきますから、あのぐらいで良かったのではないかと思ったりもしています。ま、そんなこぼれ話は、機会をみて、ここでも書いていくことにしましょうかね。  レヴォーグについては、先日、再びのインタビューを行いましたが、まだ、今は触れられませんが、プロトタイプから大幅に変わったところがあるってな衝撃な事実も聞いてきました。そんなあれこれは、次号のクラブレガシィにて。って、6月末発売なので、かなり先のことになりますが……。 まぁ、いずれにしても、レヴォーグってのは、訊けば訊くほどに惹かれていくクルマです。受注は1万台に迫っているようで、その人気ぶりがうかがえます。個人的に気になっているのは、初期受注が落ち着いた後の動きでしょうかね。どこまで人気を持続できるのか、どこまでスバル以外からお客さんを呼び込めるか……。