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#1949 300万円を切ったプライスながらも、それでも、今眺めると豪華絢爛すぎた、いすゞ・ビークロス。

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 一般公開されている、いすゞプラザへと出かけたら、なんと、いきなりビークロスが飾られ、出迎えてくれました。ちなみに、いすゞプラザは、神奈川県の中央部に位置しておりまして、このビークロスにはどなたでも出会うことができます。ただし、ビークロスの向こう側は、事前に予約をしていないと入ることができません。ヒストリーであるとか、バリエーションといった紹介やら含めて、ちょっと詳しいいすゞを知りたい人は予約が必要となります。  で、このビークロスですが、あらためて眺めるに、ある種、バブル経済が為した産物なんだなぁ、と感じさせてくれるところが多々あります。なんとなく膨らんでいたバブル期だからこそ許された作品であり、そこで手にしていた技術力をこの1台に押し込みました、といった感にあふれています。たとえば、今ではボディの構造として珍しくはありませんが、ここまでボディを守るために敷き詰められたボディ下部のボディ非同色たるガード類、いすゞとしては決して珍しいことではありませんがレカロシートを2脚も搭載してしまうというスゴ技、ノーマルモデルでありながらタンクを別体としたダンパーを採用していること、そして、前後トルクスプリット技術を投入してしまっていることやら含めて、ダートランナー的に最高峰を誇れるポテンシャルを与えていました。日本での販売後に、エンジン排気量を3.2Lから3.5Lへと改装させて北米に投入しましたが、想像以上の台数の伸びは芳しくなく、経済的な意味合いもあったのでしょう、早々に販売を終了し、この乗用車スタイルからの撤退を決定しています。  それにしても、こういった硬派といいましょうか、質実剛健をもっていたモデルって、この頃を最後に次々に消えていっています。こうした豪勢とまでいえたネーミングも、ひとつ消え、ふたつ消え、と、見直す時期になったのか……、と、思いきや、一方で、ネーミング復活という手法を用いることで、まったく別モノといわんばかりのモデルを発表することもありますから……。はたして、何が正しいのでしょうかね。