#1856 遠くから見るだけではなく、近くで見ると、さらにスゴさにあふれている、葛西臨海公園。


 かつてはこの近くに住んでいたこともありましたが、なんと、本日、葛西臨海公園へと初めて出掛けてきました。実は駐車場での撮影は幾度かあったものの葛西臨海公園そのものを歩くことがなく、ましてや、葛西臨海水族園へと足を踏み入れることもまったくなく。その時になにか行かない理由があったのか、と訊ねられると、実は、理由はない……、というか、わざわざ出掛ける理由はなく、なくというよりも、行く理由がまったく見当たらずで、今日まで過ごしてきました。

 まずは葛西臨海水族園へと出掛けました。入場券購入後にゆるりと上っていくと、大きなガラス張りの建物が見えてきます(上のメイン写真左側)。ふーん、なかなか立派な建物だなぁと近づいていくと、自分の足がある位置よりも1mぐらい高いところに壁があり、そこに水が蓄えられている空間がありまして。あれ、こういう構成って最近のものだとばかりに思っていましたが、すでに1989年に作られていたようで、そこでちょっとした衝撃を受けました。まさに、ビックリって感じで。そして、その建物から下へと導かれていくと、まずはサンゴ礁で遊ぶ魚たちを目にさせ、その横には、いきなりマグロが廻っている水槽を見せつける構成となっていました。実は、この水槽ですね、ルート通りに歩いていくと、幾度も目にできるという不可思議な作り込みもされていて、一度だけ見せるものに仕立てていないのか、と、そんな驚かせにひたすらに感心をさせてくれました。ほかにもオドロキだらけで、ま、強いていえばいわゆるバリアフリーへの感度に足りなさを感じさせつつも、どこにもスロープ系はありましたから、これはこれで、ひとつの解なのかな、と思わせてもくれました。


  そのほかにもあれやこれやと愉しませる内容となっています。何もなくても遊びに行くだけで日々が愉しくなる公園で、やはりオドロキは大きかったかな……。たとえば、今日は暑くて回って来られませんでしたが、適度な傾斜とゆったりとした曲がりがまさに美を作り上げていましたし、さらには、この地はかつては海だったのに、そこに微妙な登り坂を作り上げて、その頂点を海側に作りながらも、その先は急激に海へと落としていく図も、まさに天晴れ状態。この後者の話は、あれは最近のものなのかな。いずれにしても、その頂点に立てられたガラス張りな大きな建物を、駅側から見る絵と、さらに左の写真のように海側から眺める図とで、また、違ってみえるところに、しっかりとした作り込みがされています。そして、ここでもまた、すごいなぁ、を言葉にしていました。


 右の写真は、遠くにガーデンベンチが並んでいますが、よくよく見込んでいくと、センター部にわざわざ邪魔と言われるような手すりが付いていなかったりします。あれ、ここって、東京都管理だよな、と思いつつも、どうして、この東京という街にはセンターに手すりを「付け加えた」ようなガーデンベンチばかりを配置するんだろうか、と、疑問が浮かび上がってきます。いずれにしても、そんな意味合いからも、実によく仕上げてある公園でしたが、何か手を加えようとしている様子があちこちに見られます。何か力を掛けようとしているのでしょう。ちょっと調べてみないと、いかんなとも思った次第です。

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